モバイル広告の競争の潮目に変化有り!
Kozutsumi Marketing Manager
ニューヨーク、ドミニカ共和国へ出張している野田よりコラムが届きましたのでご紹介致します。
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今回、約2週間をかけてアメリカ、ドミニカ共和国へ出張した。
そこで数々のモバイル広告関連の会社と話をし、明らかな変化がすでに出始めている。
今回の記事は自社も含めモバイルアドネットワークもしくは
近い事業を展開している人の参考になればと思う。
1)規模のみを主軸に競争する時代の終焉
2)PCweb向けの事業者を含めた混戦時代に突入
1)
日本におけるスマホ広告がスタートした09年、そこにはすでにAdMobがいた。
日本においてアドネットワークが基本的なプラットフォームになる先駆けで、
AdMobは大きな功績を果たしたといえる。
それは世界に当てはめても言えることで、AdMobの功績は
「世界でモバイル広告を配信できるプラットフォーム」を創ったこと、
アプリ開発者のような小規模のパブリッシャーに参入の門戸を開いたことにある。
そしてこの競争は昨年末ごろまでは続いていたと考えている。
昨年時点では、AdMobに次ぐ規模のネットワークの人に
事業戦略における最重要テーマに「規模の拡大」を上げていることが多かった。
いや、その話しか聞いたことがなかった。
2)
今回の2週間の出張ではモバイル専業の会社だけでなく、
本業がPC(オンライン)向けのアドテク関連企業を訪問したが、
どの会社もモバイルが伸びており、今後の重要な事業ドメインとしていた。
そして昨年は「規模の拡大」をテーマにしていた企業も、
今後の戦略上の重要課題として「規模」以外を上げていた。
本稿では、主にアドネットワーク(もしくはSSP)を対象にしてその事業上のテーマの変化について
述べていきたい。(※媒体収益に責任を持たないプレーヤーは対象にならない。)
アドネットワークは自社プラットフォームをパブリッシャーに利用してもらうために、
広告収入を可能な限り最大化しなければならない。
パブリッシャーは広告収入が最大化できるプラットフォームを選らんで利用するのが
基本的な行動原理だ。
つまりアドネットワークが規模(売上)を拡大するためには、
競合よりもパブリッシャー収入を増加させなければならない。
AdMob時代の誰もいないフロンティアを開拓するケースであれば、プラットフォームの選択肢が少なく、
モバイル広告収入が入るだけで利用価値があった。これからは収益の最大化がキーになる。
今回の出張で聞いた中でパブリッシャー収入の増加のために以下のポイントを上げていた。
1)クリエイティブ表現のリッチ化
リッチメディアアドの展開規模を拡大し、eCPMを高める。しかも先進国だけでなく、
回線や端末のスペックが高度でない地域でも拡大する。
2)ターゲティング広告への対応を加速
広告在庫を細かくセグメント化し、広告主のニーズにあったimpにはより高い価格がつくように販売する。
また在庫を細かく細分化して販売しても、販売効率が落ちないシステムを構築する。
ターゲティング広告は一見、高く広告が販売できるようで魅力的だが、DSP、他のネットワークなどから
入札を受け、きれいに裁くには高度な配信管理が必要になる。
3)特定のパブリッシャーの収益を最大化するように特化
プレミアムメディア向けに特化したプラットフォームとか、
リワード広告やローカル広告のようにパブリッシャーの特性にあった広告モデルを展開する。
上記の3つが主だった展開として上げられていた。
国内のアドネットワークはどちらかというと広告主に近い立場で仕事をしている
事業者が多いと考えている。しかし、もはや「売れればOK」な競争環境は終わった。
競争のポイントはいかに広告主が出稿したくなるメニューを作り、パブリッシャーの収益を最大化できるかにつきる。
後者の方はこれまでの10年間のモバイル広告で「最大のテーマ」になったことはないのではないだろうか。
国内ではモバイルアドネットワークが乱立し、媒体購入の仕入れ単価を上げる泥仕合の様相を見えてきた。
体力があり、販促の位置づけで媒体を購入できるプレーヤー以外は、
サービスの質、テクノロジーの質を磨くしかない。
投稿者:Kozutsumi Marketing Manager|カテゴリ:業界情報|2011.07.29
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